便秘

便秘治療の特色

便秘で悩んでいませんか?
食事に気をつけていても出ない、下剤を飲まないと出ない、通じはあるけれどすっきりしないなど。
大腸カメラ検査などで便秘の原因を知り、ご自身にあった最適な便秘解消の方法をご提案します。

特徴1食事を中心とした生活習慣指導

食事を中心とした生活習慣指導丁寧な問診、検査を行った上で、適切な治療を提案します。便秘は生活習慣から大きな影響を受けますので、ライフスタイルについてもお伺いし、食事療法を中心とした生活習慣指導を行います。
もちろん、検査で病気が見つかった場合には、その病気に応じた治療も行います。

特徴2漢方薬を含めた総合治療

漢方薬を含めた総合治療西洋薬だけでなく、漢方薬の処方にも対応しております。
「あまり効かない」「即効性がない」というイメージがあるかもしれませんが、適切な処方によって、症状をしっかりと改善することが可能です。また種類によっては、即効性の期待できる漢方薬もあります。

特徴3苦しくない大腸カメラ

苦しくない大腸カメラ必要に応じて、大腸カメラ検査を行います。高性能な内視鏡システムによって、病気を早期のうちに発見し、適切な治療へとつなげることができます。また、鎮静剤を用いた、痛みや恐怖心を感じにくい大腸カメラ検査にも対応しております。

大腸カメラ検査について
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便秘の原因

1つ目は、「その他の病気」が原因の場合です。
例えば、大腸がんで腸が狭い状態や、お腹の手術を受けたあとの癒着、お薬の副作用、甲状腺機能低下による便秘です。これらによる便秘は、もとの病気を治療する必要があります。 特に50歳を超えての便秘は大腸がんが隠れていることも多く、大腸カメラで調べることをおすすめします。

2つ目は、「いわゆる便秘」です。 食事やストレス、運動不足などが原因と考えられます。
その他にも便意を我慢していたり、下剤の乱用で悪化することがあります。これらは相互に影響し合い、腸の活動を低下させます。

便秘の治療法

便秘に効く食品4選

市販の便秘薬の使い方と注意点~便秘外来で指導していること~

治療の2大柱は、①食事 ②お薬です。

  1. 食事:水分、食物繊維、善玉菌
  2. お薬:色んなタイプがあり 原因に応じて薬を調整
①食事
キーワードの1つ目は「食物繊維」

「食物繊維」食物繊維は消化吸収されないので、便のカサが増します。それ以外にも有害物質を吸着させるデトックス効果や、糖や脂肪分の吸収を遅らせ食後血糖値の急激な上昇やコレステロール値を抑える働きがあります。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があります。
不溶性食物繊維は、玄米・野菜類に多く含まれています。不溶性食物繊維を摂取すると便のカサは確かに増すのですが、同時に固くなってしまい余計便秘になる事もあります。
水溶性食物繊維は、わかめやきのこ、納豆、ごぼう、おくら、アボカドに多く含まれています。
このタイプの線維は、便のカサを増すだけでなく、便を柔らかくする作用があります。
食物繊維は、不溶性、水溶性の両方をバランスよく摂りましょう。

キーワードの2つ目は「善玉菌」

「善玉菌」普通のウンチの固形成分は食べ物のカス(食物繊維)だけではありません。食べ物のカスが1/3程度で、残りの2/3が腸内細菌やはがれた腸粘膜と考えられています。
腸内細菌(善玉菌)を増やすことで便のカサがまし、便を出しやすくなります。
善玉菌でよく知られている乳酸菌は、腸内で他の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。(乳酸を放出することで腸内が弱酸性になり、悪玉菌が繁殖しにくくなります。)
乳酸菌には、チーズやヨーグルトに多く含まれる「動物性乳酸菌」と、漬物、みそ、しょうゆ、キムチなどに含まれる「植物性乳酸菌」があります。胃酸に強く、腸に届いて働きやすいのは「植物性乳酸菌」です。
動物性は植物性の餌となり、活性化させる役割があります。そこで、動物性も植物性もバランスよく摂り、腸内環境を整えましょう。

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②お薬

薬いわゆる下剤になるのですが、大きく2種類に分かれます。

  1. 便を柔らかくボリュームを増やすもの
  2. 腸の蠕動運動を刺激するもの

① 代表的なものはマグネシウム剤です。
「酸化マグネシウム」「マグラックス」という薬品名で処方されています。

② 効果が出るのが早く、多くの市販薬や漢方薬はこちらのタイプです。
ただこちらは、常用すると逆に薬がないと腸の蠕動がサボってしまい「薬たのみ」になってしまうため注意が必要です。
病院からは「ラキソベロン」「ヨーデル」「プルゼニド」という薬品名で処方されています。

その他の薬としては、浣腸があります。
直腸を刺激する事で、便意を促し排便させるものです。

適宜、原因に応じて薬を組み合わせたり、調整する事が大切です。

便秘のよくあるご質問

市販の便秘薬だと効き過ぎてしまいます。あまり使わない方がいいのでしょうか?

市販の便秘薬のほとんどは刺激性下剤と言われる下剤です。これは腸の蠕動を刺激して便を出す作用があります。
しかし刺激が強いと下痢を起こしたり、腹痛を起こします。またクセになって効果が落ちることがありお勧めは出来ません。

コロコロ便が続いているのはあまり良くないのでしょうか?

良い便は「ひび割れもなく、ある程度柔らかい便」です。便のうち70%程度が水分と言われています。
コロコロ便は便に水分が足りない証拠です。コロコロ便であっても1~2日1回排便があり、症状もないようなら経過を見てよいと考えます。
ただし症状がある場合は普段から水分を積極的に摂ったり、水溶性繊維を摂ることをお勧めします。それでも改善が乏しいようなら消化器の先生に相談しましょう。

便が肛門近く(出口)から出てこないことがあります。どうすればいいのでしょうか?

便が硬くて出てこない場合は、緩下剤(酸化マグネシウムなど)を使用することがあります。
普段から水分を積極的に摂ったり、水溶性繊維を摂ることをお勧めします。
通常、直腸に便が溜まると直腸粘膜の進展し、脳に刺激が送られ便意として認識されます。これを直腸肛門反射と言います。便意を我慢するとこの反射が落ちてしまい便が出にくくなることがあります。
便意を感じたら我慢せずに早めにトイレに行くことも大事です

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