ピロリ菌について動画で
分かりやすく解説
ピロリ菌検査・治療の特徴
特徴1胃カメラの際に併せて
ピロリ菌検査が可能
胃カメラ検査の際、同時にピロリ菌検査を行うことが可能です。
胃カメラによるピロリ菌検査で胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の診断が出れば、除菌治療も保険適用となります(二次除菌まで)。
特徴2ピロリ菌ドック(尿検査)
も対応可能
ピロリ菌検査は、胃カメラを使わずに行うこともできます。
当院の場合であれば、尿検査、血液検査、呼気検査でのピロリ菌検査に対応しております。
※胃カメラを使わない場合、すべて自費となります。
特徴3ピロリ菌学会認定医資格
を持つ医師による正確な診断
当院では、ピロリ菌やピロリ菌の検査についての最新の知識を持ち、ピロリ菌の検査・治療(除菌)の経験が豊富なピロリ菌学会認定医が診療いたします。
正確な診断により、治療を含めたアフターフォローまでしっかりと対応します。
ピロリ菌とは?
ピロリ菌は、乳幼児期(2~5歳)に口から入りこみ、自然に消えることなく胃の中に棲み続けて、胃炎や潰瘍、そして胃がんを起こす原因となります。昔は井戸水から感染すると考えられていましたが、今では乳幼児期に両親からの子供への口移しなどでうつると考えられています(諸説あります)。現在でも、日本人の2000~3500万人に感染していると考えられ、働き盛りの30~50歳の方だと約3割の方が感染しています。
ピロリ菌に感染していると10年で約3%の方が胃がんになるとデータで出ています。ピロリ菌の治療は、抗生剤のセットの内服です。これで、約9割の方は除菌することが出来ます。ピロリ菌を除菌すると、潰瘍から胃がんになる確率を減らすことが出来ます。また年齢が若いうちに除菌すれば、胃がんになる確率を減らす効果は大きくなります。
院長は、ピロリ菌感染症認定医資格を有し(2018年時点では大阪府内で約100名)、積極的にピロリ菌の検査と治療にあたっています。胃の症状が気になる方、家族でピロリ菌が陽性だとわかった方などお気軽にご相談下さい。
胃がんになりやすい人、なりにくい人の違いについてはこちらで詳しく解説しています。
ピロリ菌はどうやって
調べるの?
ピロリ菌の検査について
認定医が解説
ピロリ菌の検査
【尿素呼気試験】の具体的な
方法を動画でご紹介
ピロリ菌の診断
ピロリ菌の診断方法には大きく2つに分かれます。
森ノ宮胃腸内視鏡 ふじたクリニック・大阪本町胃腸内視鏡クリニックでは、①、②、③の方法を導入しています。初めてピロリ菌を調べる方には①おすすめしています。胃カメラで胃炎の有無や程度、胃がんの有無を調べることが出来ます。(ピロリ菌の検査だけをしても、胃がんになっているかどうかは分かりません。)
治療後にはきちんと除菌が成功したか調べることが大切です。その際は、必ずしも胃カメラを飲む必要はなく③尿素呼気試験をおすすめします。(保険適応)
※保険が効かない事もあるのでご相談ください。
ピロリ菌の検査費用の目安
ピロリ菌検査を保険適用で受けたいという場合には、胃カメラ検査を受けることが前提となります。胃カメラ検査を受けた上で、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎と診断された場合にのみ、ピロリ菌検査に保険が適用されます。この場合、3割負担の方であれば自己負担額は胃カメラ検査を含めて6,000~7,500円くらいを目安としてください。
症状がない状態で胃カメラによるピロリ菌検査を行う場合、胃カメラを使わずに尿・血液・呼気によるピロリ菌検査を行う場合には、自費診療となります(人間ドック)。
胃カメラ検査を伴うピロリ菌検査 | 迅速ウレアーゼ試験 | 円 |
---|---|---|
胃カメラ検査を伴わないピロリ菌検査 | 尿検査 | 2,200円 |
血液検査 | 4,400円 | |
呼気検査 | 5,500円 |
ピロリ菌の治療は?
ピロリ菌がいたと診断された場合、ピロリ菌を退治する必要があります(除菌治療)。
ピロリ菌を退治することで、胃十二指腸潰瘍再発の可能性を70~90%減らし、胃がんのリスクを1/3に抑える効果が実証されています。また、年齢が若いうちに治療する方が、その効果は高い事が分かっています。(ただし、ゼロになるわけではなく注意が必要です)
ピロリ菌の除菌に一度成功すると、大人になってから再感染する事はほとんどないため、きちんと除菌する事が大切です。
除菌療法
除菌後の注意点
除菌が成功しても、潰瘍や胃がんになるリスクがゼロになったわけではないため、定期的(1~3年に1回程度)に胃カメラを受けておくようにしましょう。
一度除菌に成功すると再感染することはほとんどないため、通常ピロリ菌の検査を再度行うことはありません。(除菌後もピロリ抗体は陽性になるのでご注意ください。詳しくは下の動画をご覧ください)