胃腸の病気
胃ポリープとは、胃の粘膜表面がいぼのように盛り上がるものです。
胃ポリープでは自覚症状が出ることはなく、よくバリウム検査や胃カメラで指摘されます。
胃のポリープには、良性のポリープと悪性のポリープ(いわゆる癌)があります。
また良性のポリープには ①胃底腺ポリープ ②過形成ポリープがあります。
他にもいろいろな種類があり、組織をつまんで調べる(生検)ことで診断がつきます。
一般的には、ピロリ菌のいない綺麗な胃で発生します。色も周囲の胃粘膜と同じピンク色をしています。
ほとんどがん化することがないため、個数が多かったり、大きさが大きくても、切除する必要もなく、経過観察となります。
一般的には、ピロリ菌のいる荒れた胃で発生します。色は赤みがかっている事が多く、出血したり、がん化のリスクもあるため、注意が必要です。
ピロリ菌を除菌することで7割は小さくなったり消えますが、出血やがん化すれば、内視鏡的に切除が必要になる事があります。
胃腺腫は胃がんになる前の段階です。
胃がんと診断された場合は、進行度を調べて、早期であれば内視鏡的切除、進行していれば外科的治療が必要となる事があります。