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消化器一般

胃潰瘍 十二指腸潰瘍について

潰瘍

潰瘍とは、医学的には「粘膜が粘膜筋板を超えて、粘膜下層より深部に組織欠損した状態」という事を意味します。
ざっくり言うと、「粘膜の深くまで削れた状態」をいいます。

原因

原因としては、ピロリ菌感染、鎮痛剤(NSAIDs)、結核、サイトメガロウイルス感染、クローン病などがあります。2大原因として、「ピロリ菌感染」と「鎮痛剤」が挙げられます。胃潰瘍の70%、十二指腸潰瘍の90%の原因がピロリ菌とされています。

ピロリ菌感染だけで18倍、鎮痛剤だけで19倍、そしてピロリ菌感染者が鎮痛剤を使うとなんと61倍も潰瘍になりやすいという報告があります。
ピロリ菌感染では、ピロリ菌が出す毒素やアンモニアにより粘膜が障害を起こします。
鎮痛剤では、胃粘膜を守るプロスタグランジンが作りにくくなり胃酸で障害を起こします。

症状

症状としては、みぞおちの痛み(空腹時または食後)、吐き気などがあります。ほかにも、背部の重苦しい感じが出ることもあります。
潰瘍から出血を起こすと、貧血や黒色便をみとめることもあります。
潰瘍で胃腸に穴があく(穿孔)と、激痛が続きます。

診断

問診で潰瘍を疑った場合には、胃カメラを行います。
胃カメラで潰瘍を認めた場合は、ピロリ菌に感染していないかも調べる必要があります。
(ただし胃に穴があいている疑いがあるときは、胃カメラは行わず、大きな病院でCT検査を先に受ける事があります。)

治療

通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療には胃薬(胃酸分泌を抑える)を投与します。
ピロリ菌感染による場合は除菌治療、鎮痛剤によるものでは内服中止(または種類の変更)が必要となる事があります。
潰瘍から出血がある場合には、内視鏡的止血術を行うこともあります。
また穿孔していた場合は緊急手術で穿孔部位を閉じることもあります。

胃潰瘍と胃がんの関係について

時々受ける質問として「胃潰瘍は胃がんになるのですか?」というのがあります。
答えとしては「胃潰瘍が直接、癌化する事はない」のですが、注意点があります。

  • 胃がんの中には、胃潰瘍みたいに粘膜が凹むタイプのものがある。
  • ピロリ菌感染による胃潰瘍を起こす胃では、胃がんも起こしやすい。

ということです。
胃潰瘍になった方で、よく医師から「定期的に胃カメラをしておきましょう」と言われるのは、こういった事情があるからです。

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